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阿部内科医院
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海外渡航時

海外赴任や留学、旅行など、海外渡航の際、ワクチンによって予防することのできる病気が少なくありません。また、入国にあたって必ず接種が必要とされるワクチン(当院では黄熱病ワクチンの取り扱いはございません)や、学校への入学の際にワクチン接種の証明書が必要とされる場合もあります。
当院では、国内で認可を得ているワクチンに加えA型肝炎、腸チフス、狂犬病、日本脳炎、ダニ脳炎の輸入ワクチンを揃え、健康相談、現地での生活に関するアドバイス、時差ボケ対策、高山病予防薬(随時取り寄せ)、マラリア予防薬(随時取り寄せ)などを通じて渡航先での皆さまの健康を守るためお手伝いをさせて頂きます。

ワクチンによっては、複数回の接種を要するもの、免疫がつくまでに一定の時間を要するものもありますので、海外渡航が決まりましたら、早めにご相談ください。


※海外渡航時には、厚生労働省の提供しているホームページ「FORTH厚生労働省検疫所」(海外における最新の感染症情報が網羅されています)、「MOFA 外務省 海外安全ホームページ」が参考になります。

FORTH厚生労働省検疫所(外部サイト)
MOFA 外務省(外部サイト)

渡航前相談

当院ではお電話にて受付けいたしております。海外渡航がお決まりになりましたらご相談ください。国際旅行医学会認定医TMが渡航先、旅行形態、滞在期間、御予算に合わせてワクチンを推奨させて頂きます。高山病、マラリアの予防薬についてもご相談頂けます。(当院で取り扱いしていないワクチン:黄熱病、一部の輸入ワクチン、については他院での接種をお願いしています。)

ご相談はお電話にて受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

ご不明な点があれば
TEL: 078-794-1234

当院で取り扱うワクチン

輸入ワクチン
種類 料金(税込) 接種回数 2回目 3回目 4回目 持続期間 抗体検査 接種可能年齢
腸チフス(Typhim Vi) 9000円 1回 - - - 約2年 - 2歳~
狂犬病(Verorab) 11000円 2回 1週~ - - - - -
狂犬病(Rabipur) 11000円 2回 1週~ - - - - -
A型肝炎(Havrix1440) 12500円 2回** 6ヵ月以降 - - - 可能 19歳~
A型肝炎(小児) 12500円 2回** 6ヵ月以降 - - - 可能 1-18歳
A型肝炎・B型肝炎混合ワクチン(TWINRIX) 11000円 3回 4週 6ヵ月以降 - - 可能 18歳~
A型肝炎・B型肝炎混合ワクチン(小児) 11000円 3回 4週 6ヵ月以降 - - 可能 18歳未満
成人三種混合(Tdap) 9700円 1回 - - - - - 11歳~
麻疹風疹おたふくかぜ混合
ワクチン(MMR)
9700円 2回 - - - - 可能 1歳~
ダニ脳炎(FSME-IMMUN) 12,000円 3回 1-3ヵ月 6-15ヵ月 - 3-5年
(初回、50歳以上は3年)
- 16歳~
ダニ脳炎(FSME-IMMUN)
(小児)
12,000円 3回 1-3ヵ月 6-15ヵ月 - 3-5年
(初回は3年)
- 1~15歳
  • *初診料、再診料、消費税込み
  • **長期免疫が必要な場合に追加接種を推奨
  • ***1年後に4回目の追加接種することでより長期の免疫が得られる可能性があり
  • ☆持続期間とは関係なく、リスクの高いエリアへ渡航される場合の追加接種を推奨
  • (生)は生ワクチンを意味しています。(期間)はより長期に効果を持続させるための追加接種の時期の目安です。
  • 国内承認ワクチンは在庫を置いておりませんので、事前にご確認ください。
初診料、再診料、各種検査、証明書の諸費用
初診料 2820円
再診料 1250円
留学前抗体検査
(麻疹、風疹*、おたふくかぜ、水痘)
9700円
麻疹、風疹、おたふくかぜ、水痘
抗体検査(EIA法)
3920円**
風疹抗体検査(HI法) 2480円
A型肝炎抗体検査 3400円
B型肝炎抗体検査 2700円
ツベルクリン反応 1000円
T-spot検査 8600円
英文診断書 5400円***
  • 全て消費税込み。
  • * 検査方法はHI法になります。
  • ** 1項目増える毎に+2180円
  • *** 内容により変更の場合もございます

海外渡航時に推奨されるワクチン

海外渡航時のワクチンとして、接種が要求されるワクチンと、推奨されるワクチンがあります。
黄熱病の流行する可能性がある地域への渡航される場合、黄熱病のワクチン接種が要求される場合があります。当院では黄熱病ワクチンを取り扱っておりませんので、事前に検疫所などへご相談ください。またメッカへ巡礼される場合、髄膜炎菌ワクチンとインフルエンザワクチンの接種が要求されます。
当院では、世界中どこの国に行かれる場合でも、破傷風、麻疹、風疹、おたふく風邪、水疱瘡の罹患歴、接種歴、免疫の有無(抗体検査)を確認し、必要時接種することを推奨しております。
その他、地域別に推奨されるワクチンについては、地域別に推奨ワクチンを挙げさせて頂いておりますのでご参照ください。
どのワクチンを接種するかは、滞在地域、滞在期間、其々の現地での活動内容によるリスク(特にボランティア活動、現地の友人や親せきを訪ねていく場合など)、予算に応じて決めていきます。


渡航地域別推奨ワクチン

渡航地域別推奨ワクチン

*黄熱病の接種が義務付けられている地域:サブサハラのアフリカ諸国(熱帯)、中南米(熱帯)

推奨

麻疹・風疹・おたふく風邪・水痘

ヒトヒト感染。かつて日本は麻疹の輸出国と言われていました。近年は逆に輸入症例からの麻疹のアウトブレイクが散見されます。 渡航前にワクチン接種記録、抗体価の確認をし、免疫が充分でない方にはワクチン接種を行うことを推奨しております。 1972年~1990年に生まれた方は、麻疹、風疹について定期接種での2回接種が導入されておらず免疫が不十分な可能性があります。 水痘は最近、定期接種化されましたが、おたふく風邪は未だに任意接種となっております。 水痘、おたふく風邪の既往のない方は、渡航前に接種記録、抗体価を確認することを推奨します。

破傷風

破傷風菌は世界中の土壌にいて、傷口などに破傷風が感染することによって感染します。全ての渡航者に対して接種を推奨します。 1968年以前に生まれた方は、定期接種での破傷風トキソイドの接種歴がない可能性が高く、基礎免疫として3回接種が必要です。 1969年以降に生まれた方は、定期接種で破傷風トキソイドを打たれていれば、1回の追加接種で問題ありません。 その後、破傷風暴露リスクが高い場合は、10年ごとの追加接種を推奨します。 免疫が不十分な状態で渡航しても、現地で怪我をしてからすぐに医療機関を受診し、適切な医療を受ければ破傷風の発症を防ぐことはできますが、 軽い怪我で破傷風を発症することもあり、事前の接種が望ましいと考えます。

ジフテリア

咳やくしゃみで病原体が飛散し、飛沫感染で感染拡大します。貧しい、過密な生活環境でリスクが増します。ボランティアや親戚や友人を訪ねて現地を訪れる方に推奨します。

百日咳

厳密には渡航者用のワクチンではありませんが、当院では破傷風、ジフテリアのリスクのある国へ渡航される方で、10年以内に子供を持つ可能性のある方、及びその家族を中心に破傷風、ジフテリア、百日咳の混合ワクチンの接種を推奨しております。 百日咳は元々子供を中心に流行する病気でしたが、定期接種化されて以降、大人で流行することがしばしばあり、流行期に新生児が感染し重症化することが問題となっています。 元々百日咳は子供の病気と考えられており、DPTとして乳児から幼児期にかけて4回接種し、11歳時には百日咳を抜いたDTを接種していましたが、海外では既に大人用の3種混合ワクチン(Tdap)として商品化され10年以上前から全ての大人に対して11歳以降に必ず1回接種するように推奨され ております。日本でも漸く、子供用のDPTを大人でも使用できるようになっていますが、定期接種化には至っていません。

インフルエンザ

ヒトヒト感染。北半球では冬から春にかけて流行することが多いですが、南半球では流行時期が逆になり、熱帯から亜熱帯では年中流行している。流行時期には全ての渡航者に対して接種を推奨します。

コレラ

衛生状態の悪い場所で、菌に汚染された水、食べ物の摂取で感染します。洪水などの自然災害後に流行することあり、国際ボランティアなどに参加する方に推奨します。(当院での取り扱いはございません)

A型肝炎

菌に汚染された水、食べ物の摂取、もしくはヒトヒトでの糞口感染が主な感染経路。西欧、北米、オーストラリア以外の全ての国へ渡航される方に接種を推奨します。

B型肝炎

感染した血液、血液製剤、汚染された針や医療機器、もしくは性行為で感染。医療関係者、長期滞在者、子供、途上国への医療ツーリズムなどで接種を推奨します。

日本脳炎

感染した蚊により媒介される。主に夏季を中心に流行しますが、熱帯地域では年中感染のリスクがあります。流行地域に長期間滞在される方、短期間でも田舎に滞在される方、サイクリングやキャンプなど野外活動される方に接種を推奨します。
国産日本脳炎ワクチンの供給が回復したため、輸入の日本脳炎生ワクチン(Imojev)の扱いは中止しました。

狂犬病

感染した動物の唾液の中にウイルスが存在し、感染した動物に咬まれたり、引っかかれたり、舐められることで感染します。咬まれた際に、速やかに曝露後予防を行う必要があり、医療機関にすぐアクセスできないような地域に行く可能性がある方に接種を推奨します。曝露前予防でワクチン接種を受けている方でも、曝露後に追加のワクチン接種が必要となりますのでご注意ください。

ダニ脳炎

感染したダニに咬まれること、もしくは牛、羊、ヤギの生乳を摂取することで感染する。4月~8月に森林や林、草原で活動する労働者、キャンプやハイキングをする方に接種を推奨します。

腸チフス

汚染された食べ物や飲料の摂取で感染します。

髄膜炎菌

飛沫感染で拡大する。感染自体はどこの国でも見られるが、アフリカの髄膜炎菌ベルトでは乾季に流行。髄膜炎菌ベルトへの渡航者、もしくは寮に入る方へ推奨します。

ポリオ

感染経路は糞口感染。現在のポリオ流行国はアフガニスタン、パキスタン、パプアニューギニア、ケニア、コンゴ民主共和国、シリア、ソマリア、ナイジェリアです。特に、現在ポリオウイルス感染者の発生が報告されている地域に渡航する場合は、以前に予防接種を受けていても、追加接種をご検討ください。パキスタンに4週間以上滞在される場合はポリオの予防接種が義務化され、アフガニスタン出入国時にはポリオ予防接種を証明する国際予防接種証明書の所持が求められることがあります。詳細については渡航前に大使館等へ問い合わせされることをお勧めします。

留学時に必要なワクチン

海外へ留学する場合、留学先のワクチン接種プログラムに準じたワクチン接種が要求される場合があります。
例として、米国へ留学する際には、以下の、予防接種の証明が要求されることがあります。

麻疹・風疹・おたふく風邪・水痘

2回接種、もしくは既往歴+抗体検査で抗体価陽性の証明が要求されます。

水疱瘡

2回接種、もしくは既往歴±抗体検査で抗体価陽性の証明が要求されます。

破傷風

基礎免疫を終え、最後の接種機会より10年以上経過している際は追加接種が必要。(当院では大人用の三種混合ワクチンTdapの接種を推奨しております。)

ポリオ

経口生ワクチンの場合、3回(不活化ワクチンを混ぜてもよい)、不活化ワクチンの場合、4回の接種が求められます。最近相談を受けることが減っています。

髄膜炎

感染力が強く集団生活で感染が拡大することがあり、寮に入る方に対して1回の接種を要求される場合があります。

結核

ツベルクリン反応もしくはQFTを要求されることがあります。陽性の場合は胸部レントゲン写真を追加が必要となります。
当院では英文診断書の作成にも対応させて頂きます。

マラリア予防内服

マラリアの流行地域への渡航の際には、マラリアの予防内服を推奨します。当院ではマラリアの予防内服薬として、マラロンとメファキン、ビブラマイシンを準備しています。
マラロンは副作用が少なく、また服用が必要な期間も現地到着の2日前~帰国後7日間と短いですが、毎日の服用が必要で、また費用が高めですので、短期間の旅行でお勧めします。
メファキンは、1週間に1回の服用でよいですが、現地到着の2週間前より服用を開始する必要があり、更に帰国後も4週間服用が必要となるため、長期間現地に滞在する方で費用を抑えたい方にお勧めします。抑うつなどの精神症状が副作用としてあり、精神疾患やてんかん発作をお持ちの方へは禁忌となっています。また心臓の伝導障害をお持ちの方にも推奨できません。
ビブラマイシンは、値段は安いですが、肝機能障害が出やすく、また副作用に光線過敏症があり、当院では上記の2薬剤が使用できずやむを得ない場合のみ処方しております。現地到着の2日前から服用開始し、帰国後4週間の継続が必要です。

ワクチンの副作用について

各ワクチンの副作用については、接種前に医師から説明させて頂きます。
万が一の副作用が発生した場合について、国内承認ワクチンについては医薬品副作用被害者救済制度の利用ができますが、輸入ワクチンについては救済制度が利用できません。代わりに輸入業者による輸入ワクチン副作用被害者救済制度が設けられております。
当院では、この制度を導入している業者からのみワクチンを輸入しております。